ご挨拶
一般的に建設コンサルタントにおける設計業と言うと、道路設計・橋梁設計・トンネル設計・下水道設計等、華々しい設計を思い浮かべる人は多くいると思います。
確かに、数年前においては、新しく物を作るための設計業務が土木における設計業でありました。
しかし現在、我が国の社会資本整備は、少子高齢化・人口減少・財政不足等の影響を受け、新規の物作りでは無く、社会インフラの長寿命化が最も主要な業務となっています。
社会インフラの長寿命化を実施するためにも、構造物の点検・調査・解析・補修設計を実施する必要があり、メンテナンスネットワークは、この分野のプロ集団です。
メンテナンスネットワークは、平成16年に発足し、10年以上、構造物の点検・調査・劣化診断・補修に取り組んできました。
まだ、点検や詳細調査の方法が確立されていない時にも、試行錯誤を重ねて点検方法を提案し、構造物を近接で調査できない場合には、サーモグラフィを使用するなど工夫して、コンクリートの浮き・剥離等を調査してきました。この期間で多々の問題や経験を得てきたことが大きな財産となっています。
構造物の劣化状況における補修方法は、年々進化しており、経験豊富なスタッフは、調査計画から調査実施・調査結果・劣化診断・補修設計において最適な提案をおこなうことが可能です。
また、我が社においては、劣化した構造物に対して、補修・更新の検討計画も実施する事が可能です。今後、数十年先には、更新を意識した構造物検討も必要だと考えており事前に準備をしています。
メンテナンスネットワークは、スタッフの一人一人が、本当に必要な事を意識して工夫して業務を行うことで社会資本整備の一翼を担っていきたいと考えています。
平成28年5月
株式会社メンテナンス・ネットワーク
代表取締役社長 川端 一將
株式会社メンテナンス・ネットワーク
代表取締役社長 川端 一將